| |||||
今回何故?富山に来ることになったかといいますと・・・・・ 昔カメラ(もちろん当時はフィルムカメラ)をやっていた母が、ほとんど毎年9月になったら出かけて行ったのが 越中おわらの「風の盆」だったのです。 当時はカメラどころかお祭りにもまったく興味が無かった私は、「一体何が楽しくて、あんな重いカメラを抱えて出かけるのだろう?」と不思議に思っていました。 とはいえ9月初めというのは学生にとっては休みをとって一緒に行けるわけでもなく、とにかく母が嬉々として出かけていくのを見ていただけだったのです。 そういうわけで、今回は母のことを常に考えつつ出かけた旅となりました。 ↑は添乗員のNさん(クラブツーリズム社員)が配って下さったプリントからの転用です。 「風の盆」が行われる八尾の場所がよくわかります♪ 富山駅そばのホテルに一旦チェックイン、撮影機材と夜のお弁当だけを持って出かけます。 JR富山から高山本線に乗って、25分ほどで越中八尾駅に到着。 駅から「風の盆」の開催場所まではけっこう遠いです。 途中、井田川というかなり広い川を渡っていきます。 河岸にたたずむご夫婦でしょうか?祭りは夜から始まりますから、今のうちにしっかり休んで英気を付けておられるのかもしれません。 それとも、この日はもうお祭りの最終日(9月2・3・4日と3日間開催されます)なので、お疲れになっているのかな? 井田川の端の欄干にも、しっかりと「風の盆」のレリーフが・・・・・ 八尾市の人口は2万人、そのうち「風の盆」を開く11の町の人口は約5千人。 それがこの祭りの開催中は、一挙に20万~28万人になります。 川からぐっと登りになります。 つづれ織りの坂を登って行くと、祭りの中心地・諏訪町に出ることができるのです。 八尾の「八」は「数が多い」ということを意味し、「尾」というのは「山の峰」を指します。 つまりここからは沢山の山が見えるーーーということだと思います。 (多分大阪の八尾>こちらは「やお」ですが、も同じような意味で名付けられたのでしょう) 八尾町は、浄土真宗の聞名寺(もんみょうじ)と真言宗の蓮勝院(れんしょういん)という二つの寺の門前の集落として生まれたようです。 11の町の中でも一番写真に撮って絵になるのが、諏訪町でしょう。 ここは元は職人街だったそうですが、今でも昔ながらの古い家並みが残されているのです。 途中のバスの中でT講師もおっしゃっておられましたが、 「写真は 光と影、そして背景が重要」ロケハンした感じでは、諏訪町はその点ポイント高いです♪ ↑の写真のおじさん、昼間っからもうすでに出来上がってます(*^_^*) おそらく3日間飲みっぱなし・・・・? この後素晴らしい喉を聞かせて下さいました。 謡うはもちろん!越中おわら節です 典型的な?諏訪町の民家です。 間口が狭く(京都などと同じ理由>間口が狭いほど税金が安い、なのでしょうか?)開放の二階があります。 私は昔、夏になると小浜の親戚のうちに遊びに行っていたのですが、その家とも大変似ています。 ひょっとして、内部には箱階段とかあるのかな・・・・・? このお家、良く見ると二階の障子部が半月形、なんともはや風流ですなぁ(*^_^*) 私の母がよくここに来ていたのは、彼女がちょうど私くらいの歳のとき。 つまり30年ほど前です。 高橋治氏の「おわら風の盆恋歌」という小説が世に出たのが1985年、それでブームに火が点きどっと観光客が押し寄せるそうになったのですが、その前後あたりだと思います。 おそらく彼女は当時尼崎の先生に写真を習っていたので、その活動の一環として来たのではないでしょうか? 現在ではあまりの人気のため、おわら風の盆は「前夜祭:8月下旬に行われる」「本祭り:9月2~4日」、そして9月下旬には「月見のおわら>クラブツーリズムが町全体を借り切ってお祭りが行われます」の3つのお祭りがあるのです。 でも、↑の幕が家々にひかれるのは本祭りだけ、なんだそうです(T講師のお話による) さて、各家の前の提灯も無事セットされ、祭りの準備は万端です。 さきほどのおじいさんも、静かに夕闇が近づくのを待っておられます。 ほとんどの提灯に灯りが入り、観光客がどっと押し寄せてきました・・・・・・・ ついに次回はお祭りの本番、です!
by kyoncci
| 2010-09-23 04:36
| 日本海は心のふるさと
| |||||
がんばろうにっぽん
カテゴリ
全体東北旅行 東京の庭園 だいすき福島 千葉ご近所を歩く 北関東の旅 房総半島をゆく 鳥撮りの楽しみ 嫌いなひともいるけれど いいなぁ神奈川 京都・千年の都 すっきやねん大阪 コスモポリタン神戸 東京メガロポリス 六甲山系の自然 あこがれの信州 関西よもやま話 ひょうごの山と草花 戦国の香り・中部地方 あをによし奈良の都は花ざかり 祭り!フェスタ!イベント! 北の大地!北海道をゆく 日本海は心のふるさと こんにちは!虫さん♪ この世の天国?南の島 おしらせ 東北関東大震災 海 九州と南の島々(*^_^*) 水と森の国・滋賀 foreigncountry 関西の奥座敷?麗しの四国 スローシャッターの世界 雪国 未分類 以前の記事
2015年 05月2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 07月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 11月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 フォロー中のブログ
2008夏井川渓谷撮影会最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
| |||||
ファン申請 |
||