みなさまご無沙汰しております
by kyoncci
住吉村の洋館・旧乾邸その2
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神戸・御影の山の手にある「旧・乾邸」より引き続きお届けしております。
二回目のトップを飾るのは、この洋館の通用玄関。
前回の壮麗なお玄関は「お客専用」。
通用玄関ですら現在の庶民の玄関よりははるかにはるかに立派です(笑)。
乾邸にはもうひとつ、使用人専用?の玄関があって、それなら今のお玄関でも同じくらいの規模のものはありそうです(-_-;)

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一階でまだご紹介していないところでは、↑の和室。
乾邸には別館が和風建築だったので、こちらの和室はプライベートなもののようです。
広いだけではなく、実に過ごしやすそうなお部屋です。

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縁側にて。木漏れ日が降り注ぎます・・・・
籐の長椅子などを置いて、お昼寝をしたくなるような場所です。

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一旦玄関ホールに戻り二階へ。
(実は使用人スペースからも二階へは上がれます>小さな階段があるのです。
しかしおそらくこの館の最盛期には、主人一家と使用人たちはできるだけ顔を合わさないような工夫がされているように思いました)

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それを痛烈に感じたのが↑のベル。
これは使用人部屋の壁にあったものですが「おそらくご主人や奥さまが用のあるときだけ、これを鳴らしてメイドさんをお呼びになったのでしょう」とのことでした。
どこでベルを鳴らしているのか?すぐにわかる仕掛けになっています。
とはいえ、使用人スペースですら現在のわれわれの住まいをはるかに超えた広さです(笑)

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二階のご主人の寝室にて。
あー海が見える!瀬戸内海が。

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石造りのベランダに出てみました。

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乾邸のすぐ南には現在の乾家のお屋敷が建っています。こちらはもちろん現代建築です!
(*^_^*)何でも昔はテニスコートがあった場所に、新館をお建てになったそうです。
(このあたりが庶民の狭い家の感覚ではついて行けません)
協会の方のお話では、もうずいぶん前からこの洋館にはお亡くなりになった豊彦さんしかお住まいではなかったそうです。
そりゃあそうでしょう・・・・・と、思わす口から出そうになりました。
こんなに洋館大好きな私でも、実際に毎日ここに住むのは躊躇われます。
電気代ガス代水道代・・・・・気の遠くなるような出費でしょう、たぶん。

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不忍池のほとりにある旧岩崎邸へ行った時に痛烈に感じたのですが・・・・
こういう洋館の最大の欠点?が冬の寒さだと思うのです(夏は結構涼しいのでは?)
その点でこの乾邸には画期的?な設備が施されていました。
それが↑の通風口?似たようなものが各部屋にあり、壁にあったり(もちろん素晴らしい装飾付き)床にあったりしますが、これって多分ヒーターの風を出すところじゃ??
想像するに使用人スペースのどこかに巨大なボイラー設備があり、そこで作った熱を全館に行き渡らせていたのではないでしょうか?
北海道ではそういう形のお宅が多いそうですが?(詳しくないので・・・すみません)

どっちにしても・・・この家はわずか数人で住む場所じゃないです、あまりに無駄が多くて(笑)

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二階の主の寝室からまっすぐに客間に降りる装飾階段です。
先ほどの通風口や前回UPした壮麗な客用玄関もそうだったのですが、この家を設計した渡辺節という人は、真鍮加工の装飾を使うのがお好きですね♪

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そして↑は乾家の当主ご夫婦の愛用された風呂場です。
船底天井で広さを演出し、緑のタイルが大変爽やかな実はこの館で私が一番好きな空間です(*^_^*)
この窓からも神戸の港が眺められます。

乾邸の写真はこれでお終い。
長々としたブログにお付き合いくださってありがとうございました。<(_ _)>
乾邸の内覧会はアメニティー2000協会によれば月二回のペースで行っておられるようですが、次の予定はたってないようですね。(私もHPの「行事の予定」でその日を知りましたから)
現在公開中の六甲ヴォーリズ山荘の方がお忙しいのかもしれません。
でもまた必ず発表があると思いますので、私も気づき次第お知らせいたします。

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乾邸を後にして、ぶらぶらとその周辺を歩いてみました。
↑は深田池、私にとっては懐かしいところです。
というのも私は6年間このすぐ山の上にある神戸大学の付属小学校へ通ったからです。
昔は池のほとりにこんな大きなマンションなど無かったのですが・・・(-_-;)

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↑は小寺邸、大日本紡績の社長小寺源吾氏がW・ヴォーリズに設計を依頼した洋館です。
これも旧乾邸のすぐそばにあります。
ちゃんと維持管理されている住宅もあるのですが・・・・(~_~メ)

数十年ぶりに通った小学校の周りを歩いてみておどろきました!
傾斜地にぎっしりとマンションと家が、まるで張り付くように建っています・・・・・
神戸の町は前々回の高山植物園の時にもお話したとおり、すぐ裏側には六甲山系がそびえ扇状地ばかりで、しかも地盤が崩れやすい御影石(花崗岩)ですから大雨が降ると大変危ない。
実際私が小学3年生くらいのときだったでしょうか?この山肌に造られた住宅に住んでいた同級生のお姉さんが鉄砲水で亡くなっています。
神戸は震災であれだけ痛い目にあっているのに、ぜんぜん反省してないなぁ~というのが素直な気持ちです(-_-;)

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そんなことを考えながら帰途についたのですが、数日後危惧していた通りのことが起きました。
それが7月29日に起きた「都賀川で4人死亡」の水難事故です。
雨が降らなくても神戸の水量は多いです(↑の写真参照)。
六甲山系に降った雨は伏流水となって山のふもとから湧き出します。
昔はこのあたりはほとんど森や林だったので保水してくれたのですが、こんなに家が建ってしまっては限界があるのではないでしょうか・・・
今更元の原野には戻せないのですが、これ以上の危険な開発は断固やめてほしいものです。また、地方から来られた方などは山の上の方が眺望がいいとお考えになると思います。
それはその通りなのですが・・・・大雨が降った時にどうなるのか(神戸は台風が良く来る場所です)よく考えていただきたいと思います。
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by kyoncci | 2008-08-10 13:25 | 関西よもやま話
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