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みなさまご無沙汰しております
by kyoncci
六甲山高山植物園その3・その他の花々
前回UPしてからかなり時間が経ってしまいました・・・・・
その間、東北郡山へ行き主人のマンションを引き払い、千葉に無事戻ってまいりました。
まだまだ片づけやら設定やら残っておりますが、何とかインターネットは出来るようになりました。

というわけで、今回は六甲山高山植物園の最終回、クリンソウ・青いケシ・オオバオオヤマレンゲ以外のお花です♪

六甲山高山植物園その3・その他の花々_d0113707_912962.jpg


まず最初は「ハナシノブ」、この花に出会った時は本当にうれしかった・・・・
というのも前回は新宿御苑の温室で、しかも鉢植え。「日本の絶滅危惧種展」のことでした。
この花は九州阿蘇地方には昔はどこにでも咲く花だったといいます。
あまりの可憐さ美しさのため乱獲が進み、今では数が限られてしまいました。
それが、故郷の山でしかも露地植えで!!(*^_^*)
ありがたいことです、これからもずーっと咲き誇ってほしい。出来たらクリンソウみたいにかなりの群生になってもらいたいものです♪

六甲山高山植物園その3・その他の花々_d0113707_9155751.jpg





お次は皆さんよくご存知のフタリシズカです。
この花は結構いろんな場所で会いますが、寂しげなでも凛とした美しさがありますね~
私は学生時代にクラブで能をやっていましたから、「二人静」という名前は存じていました。
菜摘女に静御前の霊が憑依し、義経恋しと舞っていると、いつの間にか静御前本人が現れて一緒に舞う・・・・
大変美しい能です。
広告写真などに残像が残っているものがあったり、多重露光でひとつのものを二つ以上に見せたりするテクニックがありますが、世阿弥はあの時代にそういう効果を狙ったのではないのでしょうか?

六甲山高山植物園その3・その他の花々_d0113707_923257.jpg


あまりに小さくて、でも結構柵からは遠くて撮りづらかったシコタンソウ。
名前の由来は、あの色丹島で発見されたからです。
この植物園でもロックガーデンの岩場の陰にひっそりと咲いていました。
北国の高山の寒風が時には吹き荒む場所で、身を潜めてけなげに咲くこの花を想像しました。

六甲山高山植物園その3・その他の花々_d0113707_9251024.jpg


北国といえば北海道、アイヌの美しい娘が恋人のことを謡った「黒百合は恋の花」のクロユリです。
かなり古い歌謡曲ですが、昔時々懐メロ番組で聞いたので知っていました。

黒百合は恋の花 
    愛する人に捧げれば  二人はいつかは結ばれる

父が亡くなる少し前でしょうか・・・・・番組表に「昭和の懐メロ大特集!」というのがあって、父はその放映日を前々から楽しみにしていました。
私も一緒にその番組を見たのですが・・・・・・
今の「懐メロ」はせいぜい私くらいの人にとっての懐かしのメロディ、父が昔口ずさんだ歌はまったく出てこなくて、ものすごく気落ちしていたことを思い出しています。
「ああ、俺の時代はもうとっくに終わってしまったのだなぁ・・・」がっくりと落とした肩がそう語っていました。

六甲山高山植物園その3・その他の花々_d0113707_1162619.jpg


これもまた北国の花、ウスユキソウですね。
名札にはホソバヒナウスユキソウと書いてありました。
後ろの赤はヒメイワタデ、こちらも可愛い花です。
映画サウンド・オブ・ミュージックで一躍有名になったスイスの花・エーデルワイスとは同種ですが、エーデルワイスが向こうでは「高貴な白」という意味で呼ばれているというのは正直びっくりします。
日本人の感覚では「高貴な白」という花なら、牡丹とか蓮とか・・・・・あるいは桃や梅の花でしょうか?
どちらかというと「たくましい強い女性」という感じがするのですが(-_-;)←特に毛がびっしり生えているところが(笑)

六甲山高山植物園その3・その他の花々_d0113707_111538.jpg


↑の花も今回初めて見たような気がします。
クサタチバナ、橘の花に似ているからこういう名前なのだそうですが・・・・・
草と言う割には背が高く、とても草の感じはありません(ーー゛)
橘は当然ミカン科ですが、こちらはなんとガガイモ科だそうです!
ガガイモといえばトウワタやヘクソカズラ・・・・・なんだかちょっと違うイメージです・・・

六甲山高山植物園その3・その他の花々_d0113707_11212065.jpg


大変地味な花ですが、ハナイカダです。
この花が普通に茎の先から咲いていたら、誰も見向きもしないでしょう(笑)
なんで葉のまんなかにあるねん!?(-_-;)
どうやら花は直接葉脈につながっているらしく、どうやら太古に花から伸びる茎が直接葉につながってしまったようです。
そしてそのメリットとは?
あくまで推測ですが「秋に実が生ったあと、落葉したときに出来るだけ遠くに飛ぶことができるから」、つまり葉が魔法の絨毯?のような機能を持つことが出来るから、という説があるそうです。
うーん、植物って本当に面白い(*^_^*)

六甲山高山植物園その3・その他の花々_d0113707_11312792.jpg


最後になりましたが・・・・・ごく普通によく見かけるアマドコロです♪
しかし、このアマドコロよーく見ると余計なものが上に乗っかっています\(◎o◎)/!
実はこの写真を撮った時はぜんぜん気づきませんでした。
あとで現像しているときに・・・・何なんだこの幼虫は?
見事に同化してますよね~ビックリでした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

楽しかった5年の単身期間を終えて、主人が千葉に戻ってきました♪
おそらく次回は引っ越しの合間に出かけた、最後の東北・郡山の様子をお伝えいたします(*^_^*)
by kyoncci | 2009-07-02 11:34 | 六甲山系の自然
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