みなさまご無沙汰しております
by kyoncci
カテゴリ:あをによし奈良の都は花ざかり( 7 )
平和の使者・奈良の鹿たち
ずいぶん前のことですけど「鹿男あをによし」という本を読みました
その中にジョークとして「奈良のひとは自動車は使わず、マイ・鹿で通勤通学する」というセリフがありまして・・・
当時千葉に住んでた私は、一瞬信じそうになりました(笑)

その後関西へ戻り、当然奈良にも行くことが増えたのですが
やっぱり行くたびに「こんな街中にうじゃうじゃ鹿が集ってる町って、世界に他にあるんだろうか?」と思います

1.
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その「鹿男あをによし」の中にも出てくる若草山
生まれて初めて(関西生まれのくせに)行かせていただきました♪
ちょうど鹿の角切の前だったので、数頭オス鹿が居てくれて良かったですヽ(*´∀`)ノ

2.
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観光客の男の子と鹿
子供の頃読んだ「小鹿物語」を思い出します
ラストが・・・・涙なしには読めない
二度と読みたくないですが・・・・

3.
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鹿の角に太陽がキラリっ!というのを狙って
じりじりと近づいたのですが・・・・
/(-_-)\
もうちょっとのところで逃げられましたorz 
そりゃあっちんしてみたら、変なおばさんがカメラ抱えてにじり寄ってきたら
コワイでしょう・・・・

鹿さんの「最短撮影距離」は1メートルくらい・・・だということがわかりました(笑)

4.
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車道に飛び出して危ない、とか
うんちをするから汚い、とか
いろいろ悪いことも言われている鹿さんたちですが
やっぱり綺麗な動物です・・・・人間は綺麗な人もそうでないひとも居ますが
鹿さんたちはみんなキレイ(^O^)

5.
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山のてっぺんの木にもキラリ♪

6.
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テレビの「鹿男あをによし」でも何度か出てきた、奈良の夜景
やっぱりさすが「日本三大夜景」のひとつですね!
空のグラデーションがなんとも言えません・・・・
こんなすてきな場所が、あるなんていままで知りませんでしたよ!
まぁちょっと自分ひとりでフラッと来るにはいささか遠いですが・・・・

来年もまたこの季節にはここに来たいです~
観光客であふれた京都に比べたら、奈良は素朴で温かいですね♪
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by kyoncci | 2014-10-24 01:29 | あをによし奈良の都は花ざかり
吉野・・・・山桜繚乱
関西生まれの関西育ちのくせに、生まれて初めて春の吉野へ行きました(^^♪

1、
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うわあああーっキレイ!!

2、
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こんな光景、他の地域では見たことがありません・・・

3、
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吉野の桜は山桜、ソメイヨシノの派手さにはかないませんが
これだけ大量にあると、独特のサーモンピンクが柔らかで上品!

4、
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たとえば↑の右端の桜は、この日はまだ美しさを保っておりました
しかし2日後に行ったときは、すでに色を失っていました。
本当に花の命は短い・・・・

5、
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吉野は下千本から咲き出し、中千本→上千本→そして奥千本と満開の場所が移り変わります。
ですから4月~5月まではいつ行っても桜が楽しめる、わけです。
しかしなんといっても一番桜が密集しているのが中→上でして、高低さがあるために一番美しく撮れるのもこのエリアだと思います。
一目千本、と言われていますが実際は10万本以上あるそうですよ(^_^;)

6、
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満開になり始めた上千本からのながめ・・・・
ここが聖地である、ということを実感させます

7、
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8、
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上千本頂上の花矢倉展望台から望む風景です。
ここから奥千本へは深い谷を通っていくため、一旦桜とはお別れ(ToT)
春の日差しが容赦なく降り注ぐため、キレイな青空は望めませんでしたが、すばらしい2日間でした・・・

雑記については↓の「吉野さまざま」をクリックしてご覧ください♪

吉野さまざま
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by kyoncci | 2014-04-26 08:03 | あをによし奈良の都は花ざかり
鳥見山公園のツツジ
E学園の撮影会の場所が「鳥見山公園」と決まったとき、
そこがどこに在るのか、見当もつかなかった・・・・

「えきたん」でしらべるとどうやら「榛原」という駅で降りるらしい・・・
って、これどう読むの?「はるばら?」「しいばら?」(~o~)

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行って驚いた・・・・・
そこは巨木の森、その下に色鮮やかなツツジがびっくりするほどたくさん群生していた!(^^)!

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今までにツツジを撮ったのは、信州八千穂高原でどしゃぶりのお天気の中
白樺林とツツジのコラボで撮ったことがあるだけ。
この日はピーカンのお天気で、正直「雨のほうが良かった・・・」(バチアタリ)

それでも周りには神武天皇跡伝承地や春日宮天皇妃稜、山部赤人墓など「万葉集」のふるさと!
とでもいうべき?かつての大ロマンの地に囲まれ
ひょっとしたら柿本人麻呂さんも馬でこのあたりに来られたかも・・・などと楽しく想像しながら写真撮ってました♪

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せめて白い雲でもひとつふたつ浮かんでくれたらよかったものの・・・
雲ひとつ無かった!そして猛烈に暑かった!!
今からこんな調子じゃ、夏まで体力が持つのだろうか・・・・(~_~)汗

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ちゃんと多重露光の練習もしました♪
古めかしい階段・・・ここも雨だったらもっとしっとりぬれてキレイだったんでしょうねぇ~

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素晴らしい杉?の木立が続いており、なんと鳥見山頂上からは大和三山も見えるのだとか!
今回は行けなかったのですが、ぜひ秋の紅葉の季節には訪れたい場所ですね~

それと、長らく関西以外で住んでいた私はまったく知らなかったのですが
関西には葛城山という超有名なつつじの名所があるのだそうです♪
今年は行けなかったのですが、まるで山が燃えているように美しいそうな・・・・
来年!!行くぞ~~!(^^)!
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by kyoncci | 2013-05-28 02:20 | あをによし奈良の都は花ざかり
奈良の秋・その1
久しぶりに千葉に戻っております。
やることがとにかく多く(笑)、なかなかブログまで行きつきません・・・・
ということで更新が遅れて大変申し訳ありません<(_ _)>

今年の秋、私は二回奈良に行きました。
今回はまずその一度目のときに撮ったものをUPいたします。
ほとんどが「観光写真」です、美しい写真なんて全くありません(>_<)
でも今までずーっと紅葉の写真ばっかりだったし、たまにはまぁ良いかなー?なんて思ってます。(スミマセン)

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奈良と言えば大仏(;一_一)お決まりですね~
それにしても東大寺の大仏様は、写真撮影OK♪ まったく知りませんでした~

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おそらく、高校時代に遠足?で来たのが最後・・・・・ン十年ぶりの東大寺です。
やっぱり大きいなぁ~!

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この日、東大寺は観光客より修学旅行の学生さんたちで溢れておりました。
上部の窓は開いてませんね~もし開いていれば、ここから大仏さまのお顔が見えるのですが(-_-メ)
残念です~

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大仏さまの裏側で、熱心に説明に耳を傾ける少年少女たち。
いいですねぇ~
ひょっとしたら、この中から有名な歴史学者、または作家?が生まれるかも??

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実はこの東大寺のお堂内で初めて知ったのですが。。。。。。。
「四天王」っていうのは四方を守る守護神で、↑は北を守る多聞天です。
他には 南 増長天、東 持国天、西 広目天。
多聞天だけは単独で祀られることもあり、その場合は「毘沙門天」と名を変えるそうです。
(まったくの余談ですが・・・・毘沙門天信仰の厚かったのは上杉謙信。
彼は自らの旗頭に「毘」を付けています。毘沙門天のお使い動物は「虎」ですが、
謙信の元の名が「長尾影虎」だったということも、多少は関係するようですよ~)

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さて、東大寺の外へ出るとそこには別の「おつかい」が!!\(◎o◎)/!(冗談です)

観光客を先導してる鹿?
そうでした~ここ奈良にはうじゃうじゃ鹿が街中に居るんですよね。

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実はこの日奈良に行ったのは、「おさんぽ」で仲良くさせていただいているSさん(敏腕プロデューサー)が1年前から手掛けておられた「能・昆曲(中国)・和太鼓」がコラボした舞台を観るためでした。
奈良は全く分からない私は、この地に詳しいSさん(京都在住)とご一緒させていただいたのです。
そのSさんから最初に「鹿せんべいは買わない方がいいですよ~鹿たちにたかられるから」とご注意を受けていましたが、なるほど買ってる人は大変な目に遭っておられるようでした(-_-;)

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確かに可愛いけど、ねぇ(>_<)

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「そんなにガッツかなくても、ちゃんとあげるから~(悲鳴)」って感じでしょうか?
それにしても鹿という生物が、こんなに貪欲とは思わなかった・・・・

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草の上に寝てると、めちゃくちゃ可愛いいいいい・・・・・ッ(*^_^*)

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ところで、Sさんの会に行こうとした私たちをぎょっとさせた声!
それはなんと鹿が鳴いているのでした。(口開けてますでしょ)

Youtubeにあった「鹿の鳴き声」


アハハ~すごいでしょ、壊れかけた電気鉛筆削り?
あの可愛い顔にぜんぜん似あわん声~
ということで、今回の奈良の記事はこれで終了であります。
次回から数回兵庫県の記事をUPしまして、その後奈良の2回目になります。
どうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>

東大寺内で出合った、爆笑映像♪
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by kyoncci | 2010-12-02 02:31 | あをによし奈良の都は花ざかり
お能をめぐる旅その3・談山神社
長々と続けてきました「奈良南部を中心とした旅」ですが、今回でめでたく?最終回となります。
最後はこれまた大変珍しい(でも日本人なら誰でも知ってる)あの事件の策謀が練られた・・・・ということで有名な談山神社です。



場所は桜井市、すぐそばが明日香村・・・・というまことに「奈良らしい」ところです。
多武峰と書いて「とうのみね」と読みます(普通は「たぶみね」だろう・・・)。
「あの事件」というのは646年に天智天皇によって行われた「大化の改新」、そう当時政治を牛耳っていた蘇我氏の馬子・蝦夷親子を抹殺し、政権を天皇家に戻したことです。

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桜や紅葉の季節は大変な人ごみだそうですが、今は訪れる人も少ない談山神社。
新緑に紅葉の赤い新芽が大変きれいです♪
「大化の改新」の前、中臣鎌足は天皇家をないがしろにし、私腹を肥やす蘇我氏を何とかしなくては・・・・と思っておりました。たまたま宮中の蹴鞠の会で皇太子・中大兄皇子に出会った鎌足は接近してゆきます。

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鎌足は蘇我氏の中でも馬子・蝦夷に敵対する蘇我石川麻呂の娘を正室に迎え、着々と「反蘇我」の足固めをしてゆきます。
そしてこの談山神社の辺りで「蘇我氏暗殺」の企てをする、中大兄皇子と鎌足。

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↑は多武峰縁起絵巻(談山神社所有)のひとこま。
右上で話し合うふたりが、中大兄皇子と中臣鎌足、と言われています。
なんか変だな・・・・ふたりの着物が平安風で決して大和風ではない。
(調べてみたらこの絵巻物、1668年>江戸時代に描かれたものでした!)

そして・・・ついに、運命の日。

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ひじょーにリアルに描かれています。(なんと蘇我蝦夷のお首が・・・たらーっ>汗が\(◎o◎)/!汗が)

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現在はそういう血生ぐさい謀りごとなどまーったく感じさせない、談山神社です♪
ちょうどシャクナゲのシーズンでした。

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ここで一番有名なのが、大変珍しい十三重塔でしょう・・・・
他でこんなのを見たことがありません。
言い伝えによると、天武天皇7年(678年)、中臣鎌足の長男で僧の定恵が唐からの帰国後に、父の墓を摂津安威の地(参照:阿武山古墳)から大和のこの地に移し、この塔を造立したのが神社の発祥である、ということです。

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中臣鎌足、というとのちの藤原鎌足。それ以後の藤原氏の栄華の元を築いた人物。
でもその発端は初々しい一人の若者の、純粋に「世の中を正したい」という気持ちだった・・・・
のでしょうか?
この辺りの日本史は本当に面白いです、とにかく正史(日本書紀)に載っていないことが多いから「謎」だらけだし(笑)

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ところでなぜここが「お能をめぐる旅」なのか?ということなのですが・・・・

申楽談儀に記された「魚(結)崎座之事」という座規の中に「多武峰ノ役ノ事」という部分があって、そこには「大和の国は申すに及ばず、伊賀、伊勢、山城、近江、和泉、河内、紀の国、津の国、このうちにありながら上らずば、長く座を追ふべし」と書かれていた。座を構成する成員たちは、いつも同じところに一緒にいたわけではなく、小集団に分かれて各地を巡業しながら、節目の行事の際には全員が集まっていたことが察せられる。

多武峰ノ役とは、奈良県の談山神社への奉納をさす。結崎座はじめ大和の猿楽座は、春日神社の祭や興福寺の薪能などにも、参勤が義務付けられていたようである。

ーーーーという風に談山神社での能の奉納というのが、かなり重要な役であったと見られます。
また、ここのお能は普通のものとはちょっと違っていて
ちゃんと甲冑を着て行うのだそうです(普通の演能では「それらしい」ものを着て面を付けます)。
今回はちょっと見ることが出来なかったのですが ここにその時の写真が載っております。

前回お話した蛍能(阿紀神社)とともに、いつか絶対に観に行きたいなぁ・・・・

しかし奈良には本当に面白い催し物が今もまだ残っている、とつくづく思いました♪
今回こういう素晴らしい旅の企画をしてくださったSさんに、こころからの感謝を!
本当にありがとうございました<(_ _)>


ところで・・・・・
いつも来てくださって本当に皆様方には感謝しております、が。
今大変忙しいのと体調があまり良くない・・・・ということで、しばらく更新をやめようか?と考えております。
本当に申し訳ありません。
しかし今回の記事でもつくづく思ったのですが、この状態だと私にとっては楽しいものでも、皆さまにとっては「コメントのやりようが無い」ことが多くなってしまって、却ってご迷惑になるかと反省いたしました。
さりとてこの状態だとなかなか楽しんでいただける写真も撮りに行けないし・・・・・
GREEのほうでは細々と?活動を続けておりますので、写真はまたそのうちに、ということで(笑)
どうかご勘弁のほどを、よろしくお願いいたします<(_ _)>
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by kyoncci | 2009-05-24 23:07 | あをによし奈良の都は花ざかり
お能をめぐる旅その2・阿紀神社
千葉に来てそろそろ4日目になりますが、どうやら私は感染していなかったみたいです(笑)
ようやくマスクを外して暮らすようになりました・・・・

前回の丹生神社ではめざす「能舞台」は見つからず、少々不完全燃焼気味の私たちでしたが、さて二か所目はどうでしょうか?
ということで、やってきましたのは宇陀郡大宇陀町にあります阿紀神社



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前回の丹生神社は「うちの集落の神様」でしたが、ここはちがう!\(◎o◎)/!
構えからして由緒がありそうです。

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ほおおおおーーーーっ!すごいです。
まるで当たり前であるように神社の中にでっかい能舞台が・・・・・・
「おさんぽ」のメンバー全員が狂喜乱舞しつつ(笑)、とりどりにカメラを出して撮影を始めます。
そのときめちゃくちゃ難しい道を、たった一度の切り替えも無くさっそうと進入してきた車・・・
実はこのお社の管理人さんでした!
なんと~まるで私たちの到着を知っていたかのごとき登場に、一同唖然。
管理人さんに根掘り葉掘り?このお社のことを尋ねました。

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ここ阿紀神社は想像していたよりずっと古く、神武天皇が紀州熊野の難所を越えて宇陀の地まで進軍してきたとき、この地で御祖の神(=天照大神)を祭って大和の方へ押し出すと、日神の威勢に背中を後押しされて賊軍を打ち払うことができた。そのため、この地に天照大神を祭祀するようになった、というのであります。

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この地は元和年間(1615~1623)に織田藩の治所となり、その三代目の当主・織田長頼の頃に阿紀神社で能楽が奉納され、それを起源としてこの能舞台では、寛文年間(1661~1673)から大正時代まで能楽興業が行われてきたというのです。
かつて佐渡の能舞台を見た時もその立派さ・保存状態の良さにびっくりしたものですが、この能舞台も素晴らしいです。
少々橋掛(本舞台に通じる長い廊下のようなもの)は短いと思いますが、その大きさ・・・・
現在でもここでは年に一度「あきの蛍能」という公演を行っているようです。

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なぜ「薪能」と呼ばず「蛍能」といいますと、普通薪能は薪(たきぎ)に灯をともしてその明りで能を行うのですが
ここ阿紀神社ではすぐそばに流れる本郷川に蛍を放すそうです。
なんと・・・・風流な!\(◎o◎)/!日本一素晴らしい能舞台かも?
残念ながら今年の6月13日は行けそうにありません。。。。。
どなたかぜひ行ってみてくださいませ<(_ _)>

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↑はその時の写真です。みなさんお気づきの通り後ろに鏡板がありません・・・・・
管理人さんいわく「いやー倉庫の中にはあるんですよ、実は。
だけどね~おそらく戦時中の物資が少なかった頃に誰かが燃料用として燃そうとおもったんだろうね
実は焦げてるんですよ」
一同「(>_<)えーっ、そんなぁバチ当たりな!」
管理人さん「でも一応使えるもんだから、組み立てようかと思ったんだけどね、能楽師さんが“いやーいいですよこのままで。だって後ろにこれだけ豊かな林があるんだから”って言ってくださったものだからね、ずーっと鏡板無しなんです」
うへぇ・・・・・でも考えようによっては、その通りなのかも。

尚舞台の上には覆いの板が載せてあります。
というのもこの神社は普段無人なので、近所の子供が勝手に入ってきて舞台の上で遊ぶんだそうな(笑)
いやーそれは仕方ないなぁ~子どもにとってはすごく楽しい場所でしょうしねぇ・・・
ちなみに演能のときには柵も外します(でないと角とり>端まで行って扇をかざしてくるっとまわる、が出来ません!)

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この能舞台から右奥にあるのが本殿ですが・・・・
大変不思議なことに、その本殿の手前にずらっと並ぶ小さな祠・・・・
見ると縦に三つならんだものは。「大国主命」「月夜美命」「日臣命」
「オオクニヌシ」は言わずと知れたあの出雲大社の、国譲りをした神様。
「ツキヨミ」はおそらく「月読」、イザナギ・イザナミ神が右目から生んだ、と言われる夜を司る神様です。
(ちなみに左目からは天照大神が、鼻からは須佐之男命(スサノオ)が生まれたと言われています)

ここまでは良いんですけど・・・・・
その三つの祠に対してL字型に並ぶもうひとつの祠(ちょっと水いろっぽい屋根)、そこにはなんと「須瀬理姫命(スセリヒメノミコト)」と。
これはオオクニヌシの奥さんなんですよ・・・そして布都の姫。
普通オオクニヌシがこの位置じゃないですか?不思議・・・・

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そして、本殿の中にある神明造の建物、まさに伊勢神宮を彷彿とさせます。
もちろん天照大神が主神ですので当たり前なのかもしれませんが・・・・
それにしてもこの神社は面白いです、もっと私が歴史に詳しければよかったのに・・・・

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ということで、横の本郷川に行ってみました。
おそらくセグロセキレイの幼鳥?が嬉しそうにえさを捕っていました。

一番最初にある地図の中ほどに「かぎろひ公園」という地名をご覧になれると思いますが、
実はここはあの柿本人麻呂が「東の野にかぎろひのたつみえて かえり見すれば月かたぶきぬ」という
超有名な歌を詠んだ場所です。
人麻呂は草壁の皇子の亡霊に出会ったのでしょうか・・・・冬の寒い朝、かぎろい(奈良のこの地方だけに現れるという冬の陽炎)の中で。
というわけで、ますます面白くなりつつある?奈良南部の旅、次回に続きます!

今強烈に忙しくて、コメントのお返事が遅れることが多くなっております。
みなさまのブログにもなかなかご訪問できなくて、本当に申し訳ありません<(_ _)>
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by kyoncci | 2009-05-21 18:25 | あをによし奈良の都は花ざかり
お能をめぐる旅その1・丹生神社
関西で生まれ育ち24歳まで住んでいたというのに、奈良へ行ったことはほんの数回です。
これは単に私の実家のある西宮北口が阪急の駅であり、阪急に乗って奈良へ行くには大阪梅田で数回乗り換えなければならないという便の悪さ、のみが理由です。
十三で乗り換えて一本でさっと行ける京都とはわけがちがうのです・・・・
ところが阪神線から直接奈良へ行くことが出来るようになりました。(西宮北口から阪神に乗るためには、阪急今津線を2駅南下すればいいだけです!)

そんなわけでこの春からずっと「一度奈良に行ってみたいな・・・」と思っていました。
ですから「おさんぽ」のメンバー、れっきとしたプロカメラマンのSさん(美女です!)が「GW開けにまだ実家の奈良に居るのだけど、ご一緒に奈良の神社を廻りませんか?」と誘ってくださったときは、正直「天に祈りが通じた?」とすら思いました(*^_^*)

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というわけで、今私たち(「おさんぽ」のメンバー数名)は奈良・榛原にある丹生神社の竹やぶにおります。

恥ずかしながら私は榛原が「はいばら」と読むことすら知りませんでした。
奈良のごく一般的な観光地すらあまり覚えていない、というのに
一番最初に行った場所は宇陀市菟田野町入谷という山また山の集落・・・・・・
車を運転して下さったUさんがいらっしゃったので、何とか行きつけましたが、もし徒歩だったらおそらく何度も道を間違えてとても時間がかかったことでしょう。

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山深いところです・・・・
もちろん一般的な観光ガイド本には載っていません。
実は今回の撮影会は、ごく一般的な場所にはほとんど行きませんでした。
企画してくださったSさんは能にもとても堪能なお方。(お母様が金春流を長く習っておられるのです)

ところで皆さんは「能のふるさと」と言うとどこを想像されますか?
京都?いえいえ・・・・実はここ奈良県南部がその発祥の地なのです。

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もともと日本の舞踊の始まりは、4・5世紀に聖徳太子が秦河勝(はたのかわかつ)に命じて、諸人快楽(しょにんけらく)のために六十六番の遊宴を行い、 これを「申楽」と名付けたことである、と言われています。
秦氏は中国・秦王朝(秦の始皇帝を開祖とする)の流れをくむ渡来人で、日本に機織りの技術を伝えたと言われています。
その舞踊は基本的には豊穣を祈り、神仏によろこんでもらえるようなものだったでしょう。

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時代は13世紀、その当時は奈良にはいくつかの申楽を行うグループがありました。
特に有名だったのが法隆寺に奉納していた坂戸座と、談山神社に奉納していた外山座と結崎座、初瀬寺の円満井座、の四座でした。
 当時、この四座を大和四座と呼んでいましたが、これが現在の観世、金春、宝生、金剛という五代流派のうちの四流派の源流でした。四座を現在の流派に当てはめると、観世流は結崎座、金春流は円満井座、宝生流は外山座、金剛流は坂戸座となります。(喜多流だけは江戸時代に発生しています)

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当時結崎座の座長であった観阿弥は、その子・世阿弥とともに京都にある今熊野神社に向かいました。それは、鎌倉幕府の将軍だった足利義満のために申楽を舞うためでした。
 そして観阿弥親子の舞いを見学した義満は感激のあまり、親子のスポンサーとなって申楽を養護するようになったのです。このときから、結崎座は猿楽業界トップの座へと登りつめ、観阿弥親子は能楽史上の不世出のスーパースターとなったのでした。
しかし、今回の旅では京都で開花してゆく能ではなく、その奈良での創生期を追ってみようというのがテーマでした。

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言い伝えではこの丹生神社にも古い能舞台がある、ということだったのですが・・・・
探してもそのようなものは見つかりませんでした。
お社が新しく感じられたので、ひょっとしたら作り変えられた時に舞台は撤去されたのだろうか?
とSさんや他の皆さんと話し合ったのでした・・・・・

それにしても丹生(にう)という言葉をきいて、皆さんは何を想像されますか?
実は丹生、というのは水銀の意味なのです。
ですから全国にある丹生という地は、大なり小なり水銀の産地であったり何か関係があるのですが・・・
ここはまったく関係なさそうです。
それに不思議なことに、奈良南部には丹生○○神社というのが3つもあるのです!
面白いですね~やっぱり京都奈良は。(和歌山にも丹生神社が多いようです)

千葉に戻ってきています。
私が関西を発った時神戸では新型インフルエンザの患者がわずか4人だったのですが・・・・
あっという間に増えましたねぇ~(-_-;)
一応千葉に来る時もずーっとマスクを着用し、今もずっと付けてます(寝る時も!)
というのはもし私が感染していたら、息子はじめ千葉の方にうつすわけになりますから。
今のところ発熱・咳などの症状はまったく出ておりませんが・・・・

プライベートの仕事が忙しく、なかなかブログが更新できません。
写真を撮りに行く暇もありません・・・・・
ということでいつも2日に一回くらい更新していたのですが、今月来月は滞る可能性があります。
せっかく来ていただいたのに、本当に申し訳ございません<(_ _)>
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by kyoncci | 2009-05-19 19:29 | あをによし奈良の都は花ざかり


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