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更新が遅れて申し訳ありません。久方ぶりに鼻アレルギーが出て、ちょっと参ってました。 普通の人のアレルギーは鼻水とかくしゃみでしょうけど、私の場合は鼻の奥が腫れあがり、咳が出ます。 今年は元々の体調が悪いので強い薬が使えず、治ったりぶりかえしたりの繰り返しで、なかなか辛い毎日が続いております・・・・でも、決してインフルエンザではありませんので、ご安心くださいませ(*^_^*) さて、前回の続きです(間があいてしまってすみません) 房総半島の野島崎灯台へ登った後、車はまだどんどん北を目指します・・・・ そして着いたところ、そこは・・・・ さて、あなたは↑の写真をご覧になってここはどこの国だと思われるでしょうか? こちら↑の建物なら、あるいは実際に本国へ行かれたことがある方もいらっしゃるかもしれませんねぇ・・・・ ハイ、この建物群はイギリスのもの。 そしてここはW・シェイクスピアゆかりの建物群を展示した「ローズマリーガーデン」(丸山町)です。 なぜここに、こういう施設があるのか?というのはあとで説明いたします(*^_^*) ↑がウィリアム・シェイクスピア。 皆さんご存知のイギリスの劇作家、その作品には「リア王」「ロミオとジュリエット」「マクベス」「真夏の夜の夢」・・・・本当にキラ星のごとく名作が並んでおります。 実は・・・・私も昔イギリスに旅行したときにシェイクスピアの故郷ストラットフォード・アポン・エイボンには観光に訪れたのですが、確かあの時には彼の生家や夫人アン・ハサウェイの家を観たっけ・・・ 17歳のときだったので、非常におぼろげな記憶ですが(-_-;) ↑はストラットフォードにある生家を寸分の違いなく復元したもの。 横から見ると、こんな感じ。 なんだか日本に居るような気がしません・・・・ これが裏側。 いかにも、中世風なコスチュームの人物が出てきそう♪ 生家の一階にあるのは、まずウイリアムの父ジョンとその工房です。 偉大な劇作家シェイクスピアはこの家で1564年に誕生します。 ジョンは非常に裕福な皮手袋商人で、ストラットフォードの市長さんになったこともあるといわれています。 しかしのちに闇市にかかわった、という罪で起訴され、だんだんと家業は傾いて行きます・・・・ そしてウイリアムが18歳のとき(1582)、なんと8歳年上のアン・ハサウェイと結婚。 これに関してはいろいろな噂がとりざたされていますので、ご関心のあるかたはネットで調べてみてください (*^_^*) 結婚後8カ月(1583)で長女スザンナ誕生・・・ そしてその2年後(1585)には双子の長男ハムネットと二女ジュディスが誕生します。 ベッドの上でくつろぐアンとスザンナ。 前にある歩行器に入って歩く練習をしているのは、ジュディスでしょうか? ハムネットは・・・・ お父さんのウイリアムの膝におります。 シェイクスピアが23歳くらいの設定でしょうか・・・・・ 実は彼が故郷を発ってロンドンへ行き、劇作家として名を成した1592年(30歳)までは、一体どこで何をしていたのか?記録がまったくありません。 双子が生まれてからのこの7年間を、研究者は「The Lost Years」と呼び、「ランカシャーで教師をやっていた」とか「ロンドンの劇場主の持ち馬の世話をしていた」とか諸説乱れ飛んでいますが(笑)確証はまだ出ていません。 とにかく長男を膝に抱き、まだ全く無名の若いお父さんウィリアムは、この時一体何を考えていたのでしょう・・・・ 次回はこの続き、世界に名だたる劇作家になった彼の終の棲家をUPさせていただきます。 最後になりましたが、「なぜ千葉県房総半島にシェイクスピアなのか?」についてなのですが・・・・ 実はよくわかりませんでした(>_<) 最初は丸山町とストラットフォードが友好都市?と考えたのですが、それもありません。 考えられるのは公園の名前にもなっている「ローズマリー」、この花はシェイクスピアの戯曲にはたびたび登場する花です。 例えば・・・・「ハムレット」の中で正気を失ったオフェリアが兄に「これは物忘れをしない花よ」と差し出すとか、 「ロミオとジュリエット」の中でもローズマリーの格言を乳母が話す場面があります。 思うに一年を通じて温暖な気候を誇る丸山町にふさわしい花→地中海生まれでかぐわしい香りを持つローズマリー→シェイクうピア?という発想なのでしょうか・・・・ とにかく日本にはシェイクスピアに関する場所はここしかありませんし、建物も木材や装飾品すべてを本国イギリスから取り寄せたという凝りようです。 房総半島には色々な施設が点在しますが、「本物志向」で決して侮れない場所だと思いますよ~(*^_^*)
by kyoncci
| 2009-10-05 14:27
| 房総半島をゆく
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