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みなさまご無沙汰しております
by kyoncci
哀愁漂う祭り・風の盆 最終回
とうとう「おわら風の盆」も最終回になってしまいました。
撮るものが無かったとはいえ、長々と引き延ばして本当に申し訳ありませんでした。
今回は午前3時、踊りのひとたちがそろそろ帰宅しはじめたところから始まります。

哀愁漂う祭り・風の盆 最終回_d0113707_11141789.jpg


皆さん私が一日徹夜した!ということで驚いておられるみたいですが
八尾のひとたちは3日間続くお祭りの最終日なのです。
ずーっと徹夜されていた方も多分いらっしゃることでしょう(その代わり、昼間はずっと寝ておられたと思いますが(>_<))。
カメラ撮ってる時はほとんど座って休んでますけど、彼らはステージ(曳き山会館や小学校講堂)・流し・輪踊り・・・・・まさに休む暇も無いでしょう。
本当に大変なお祭りです~

哀愁漂う祭り・風の盆 最終回_d0113707_11211195.jpg


「その1」でもUPした橋の欄干・・・・
午後3時半ごろだとこんな感じです(笑)

哀愁漂う祭り・風の盆 最終回_d0113707_11232931.jpg


八尾駅に着いてからが大変!
もうすでに100人くらい並んでます\(◎o◎)/!みんな横になって寝てます(笑)
私は偶然T講師とご一緒させていただいたのですが、一人だと切符を回に行くことも出来ないしおトイレにも行けない。
風の盆は数人で行くことをお勧めします。
ようやく5時になり改札が始まりました。

そのときはおそらく400~500人くらいの乗客でしょうか?(もうちょっと多いかも知れません)
途中で富山チューリップテレビのアナウンサーが「どこから来られました?」とかインタビューしています。
私とT師は必至で?プラットフォーム側の座席に座ります。何故かというと・・・・

哀愁漂う祭り・風の盆 最終回_d0113707_11283131.jpg


なんと!「風の盆」開催中の始発列車に限って、「お見送り踊りのサービス」があるんですよ♪
これはお若い人だけ、ということです(年配者には辛いでしょう・・・・)
これを見るために始発まで居る、というひとは結構多いです。
しかも外側からそれを見るために、プラットフォームわきにもぎっしりと人が!

哀愁漂う祭り・風の盆 最終回_d0113707_11335710.jpg


出発と共に、踊りは始まります。
列車が走りだしながら、ずっとホームで踊り続ける若者たち。

哀愁漂う祭り・風の盆 最終回_d0113707_14281368.jpg


母の大好きだった「風の盆」、最初はかなりとまどいました。
それは母が言っていたこととあまりに現実が違っていたからです。
思えば母はまだ一眼レフを持つ女性が少ない時代に、このお祭りと出会ったのです。
その頃私は自分が将来カメラをやるようになるなんて、夢にも思いませんでした。
それは限られた人たちだけに与えられた贅沢品でした(フィルムも現像代も大変高価でした)。
母も普通の家庭の主婦だったら、とても無理だったでしょう。
自分で稼いで自分の時間を持てるひとだったから(女性の社会進出のはしりでした)出来たのです。

そういう数少ないひとたちが、八尾のひっそりとした祭りに出かけて、物陰から「ちょっとだけ撮らせてもらう」感じだったのではないでしょうか?

哀愁漂う祭り・風の盆 最終回_d0113707_1435520.jpg


「風の盆」というお祭りはは、いまや本祭りだけで28万人動員の大イベントです。
普段はたった5千人の地区ですから、観光収入は莫大でしょう。
でも、本来の祭りの意味(台風が来ないことを神さまに祈る)も大切ですし、特に祭りの最終日は元来スケジュールなどはなく、自由な雰囲気で祭りを楽しみたいひとも居るでしょう。
諏訪町などの通りのせまい場所での流しを見るためには、最低3時間くらい前からその場所で待たなくてはなりません。
それでもどんどん見物客はやってきて、1時間前くらいからは通りへの入場が規制されているのだそうです(あぶれた人は他の場所でまた3時間待つか、お巡りさんの肩越しに祭りを見る)
こういうこと見てしまうと、クラブツーリズムが「うちのお客さんだけのために、もう一回祭りをやってくれ」と頼んだとしても、仕方ないのではないか?と思いました。
これだけの観光客に、昔のようなおもてなしも出来ない。
せめて盛大にお見送りして、許していただこう。そして楽しい思い出にしていただこう・・・・
八尾のひとたちの、せめてもの心づくしのように私には感じられました。

母の頃とはまったくちがう、「風の盆」。
これからはあまりとらわれず、別の祭りなのだと思うようにします。
そしていつかはリベンジに訪れたいと思っています。







ここからは、未来への自分への注意点も含めての覚書になります。

1、本当なら三脚・一脚・ストロボは持参して、場所によって使い分けたいものですが、怪力無双のひとでない限り無理です。
  ですから、優先順位は 一脚>ストロボ>三脚です。

2、とにかく暗いのでISO3200が使えないカメラの場合は、

     暗い場所での使用を諦める。そしてフラッシュが使える場所だけでがんばる。
     諏訪町の通り(せまい)はフラッシュは厳禁、でも使ってる人多し。そういう人は軽蔑しましょう(笑)でも、広い通りやJR駅近くの福島地区なら、フラッシュを多少焚いても迷惑が少ないです。でもあくまでイレギュラーですので、注意されたらやめましょう。

3、関東からの観光バスの集合時間は普通は10時、遅くても11時です。これは帰路に時間がかかるためなので仕方ないですが、これだと「流し」を一回見たらそれで終わりです。
  それに比べると関西からのバスは、集合が2時3時のツアーが多い。これはすごく楽。
  でももし私がもう一度行くなら、関西から夕方八尾に着くようにして、一晩撮って翌朝大阪まで帰ります。まぁ体力にまだ自信があれば、ですけど(>_<)

4、本祭りは3日間あるのですが、1日目2日目が穴場だそうです。
  踊り手さんたちもまだまだ元気だから、だそうです(現地の人にお聞きしました)
  ただ、9月は台風が来ることも多く、今回はぎりぎりで大丈夫だったのですが、雨がちょっとでも降ってしまうと、着物が自前で高価なため(女性の衣装は25万円くらいだそうです)踊りはすぐに中止になってしまいます。そういうことがあるので、富山の安いホテルを掛け捨てしておく、というのもひとつの手かもしれません。雨が降ったら翌日に回します。

哀愁漂う祭り・風の盆 最終回_d0113707_1552037.jpg


↑は、結局泊まらなかった私の富山のホテルのお部屋です。
もったいない・・・・でも仕方ないですねぇ~(>_<)
次回は、憧れの地「五箇山」です♪
     
by kyoncci | 2010-10-04 15:06 | 日本海は心のふるさと
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