父と母がこたつで お茶を飲み
若い頃の事を 話し合う
想い出してる
夢見るように 夢見るように
人生が二度あれば
この人生が二度あれば
~井上陽水「人生が二度あれば」より~
中学生のとき初めてこの歌を聴いたとき、不思議な気持ちがした・・・
お父さんとお母さんがもし違う人生を歩んでいたら、自分は生まれない。
それでも二人に別の道を歩んでもらいたかったの?
こたつで老夫婦が若い頃の話をして笑ってる、息子がそれをそっと見ている。
エエ話やないですか!
人生も折り返し地点を遥かすぎて思うのは・・・・
「この人と出会うために生まれてきたのだ」
とダイレクトに言うのは日本人的には非常に「恥ずかしい」んでしょう・・・
「別の人生を選ぶことも出来たんだゾ」
と嘯きながら、内心では「これで正解だったかもしれない」と思っている。
息子は息子で皮肉な歌を作りながら「ありがとう」と思ってる。
情熱的な国のひとたちには到底理解しえないかも。
一生で一番幸せな日に、微笑み交わすふたり。
遠くから見守る別のお二人の胸中はいかに?