前の「おいしい日記」でもこのブログでも、晴れた日に房総を訪れたことをUPすることが多いのですが、残念ながらたまにあまり良いお天気でない日もあります。
今回もまさにそういう感じの日に出かけました。
雲は低く垂れこめ、吹く風は身を切ります。ここは南房・勝浦、房総半島の先端・平砂浦から九十九里までのちょうど真ん中あたりにあるので、なかなか行くことがありません。
むこうに見えるのは勝浦灯台。
美しい海岸が続く平砂浦や、まっ平らな九十九里海岸とちがって、このあたりは切り立った崖が続きます・・・
この崖の近くの勝浦城で生まれた
お万の方(徳川家康・側室)は、落城の際に崖に白い布をたらしてそれにつかまって降り、母ともども小舟で伊豆へ逃げたといいます。
彼女はその後
紀州大納言・頼宣と
水戸中納言・頼房を生み、このふたりが紀伊と水戸(御三家の)祖となりました。有名な
水戸光圀公(黄門さま)は、彼女の孫にあたります。
釣りを楽しむ人々・・・・彼らも小舟であの小島まで行くのでしょう。
潮の流れが急なので、船の操縦も難しそうです・・・・
あいにくのお天気でしたが、岬の公園にはねこさんもいました。
こちらを見てちょっとびっくりしています。
可愛いですね~寒風が吹きすさんでおりましたが、元気そう。
都会の公園と違って、なかなか餌をやるひともいませんが、すぐ近くに漁港があるのでお魚には恵まれているのかもしれませんねぇ~
午後も遅くなり、日が沈む時間です。
本当ならこの薄いピンクの中に、沈む太陽が見えたはずなのですが・・・・
うーん今日は残念見えません。
なんだか心象風景みたいです・・・・・
こういう日もあるさ、たまには。