長谷寺のアジサイはもちろん超有名ですが、もうひとつ忘れてはならない「花」、それがイワタバコです。
初めてこの花を見たのは、北鎌倉の円覚寺の中でだったのですが、6月のじめじめした梅雨のさなか、薄暗い岩肌に小さい星のような花がいっぱい咲いているのを見たときは嬉しかったです。
セントポーリアなどもおなじ「イワタバコ科」ですが、くっつきあった5枚の花弁と
柔らかい毛の生えた丸い葉、なんとなくネコを連想する花です。
鎌倉のひとたちはこの花がお好きですね~
いつも行くクリーニング屋さんも、魚屋さんも、この花を鉢植えにして楽しんでおられました。
割と簡単に栽培できるみたいですね~半日蔭でも咲くようだし。
でもここ長谷寺のイワタバコは、お寺だけに独特の雰囲気があります。
あまりに花や風景が美しいので忘れかけてしまうのですが、
れっきとした真言宗のお寺、境内でまず目をひくのが水子地蔵さまでしょう・・・・
御供養のためのロウソクが灯されて・・・・・・
たくさんの水子地蔵たちをやさしく見守るような、仏さま・・・・・・
長谷寺の名物?一回転させることで 一切経(大蔵経)をすべて読誦したことと
同じ功徳が得られるという
輪蔵(まわり堂)です。
うーん、これを発明した人は合理的というか・・・・??
「輪蔵は中国梁の時代(五世紀)、傅大士(ふたいし)の発明といわれています。
蔵の中には一切経が収められていて、時計方向に一回転させると
一切経を一通り読んだのと同じ功徳が得られる、と言われています」だそうです(-_-;)
坂道にそこはかとなく咲く、ユキノシタ。
こんな何気ない景色も、非常に鎌倉を感じさせる場所です。
次回は長谷寺そして鎌倉の最終回、海の眺めとその他の花々をお届けいたします♪